学習塾や家庭教師でアルバイトをして思う受験や勉強、教育について

学習塾や家庭教師でのアルバイト経験を持つりょうです。教育や勉強のことで思ったことを書いています。

受験生の疑問を解決します!高校入試の制度とは?

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中学3年生になるそれは受験生になるということです。
自分の今後の人生を決める一つの分岐点になる高校受験(志望校に受からなくても何とかなりますw)
そんな人生の一大イベントを成功に導くために高校入試制度の事を理解しましょう。

 

公立の入試制度は、都道府県ごとに定められていて高校や学科、コースによって内申点の傾斜や、配点が決められている場合があります。
私立では、学校ごとに学力検査の教科が違っているので、しっかり志望校の入試制度を確認しましょう。

 

 

公立高校の受験

受験の種類

公立高校の受験機会は、大きく分けて『推薦選抜』、『特色選抜』、『前期選抜・一般選抜』、『後期選抜・二次選抜』の4種類がります。 もちろん都道府県によって違います。

推薦選抜は中学校長の推薦がもらえる場合にのみ受験可能な場合と、校長推薦が不要な自己推薦方式と2種類あります。
特色選抜は一部の学科やコースで、面接や小論文、実技検査などを重視した入試制度になります。
前期選抜・一般選抜とは俗に言う一般入試のことです。
後期選抜・二次選抜は全ての高校で2回目の受験機会として実施される場合と、定員に満たない高校、学科 のみが実施する場合など様々です。

試験日の日程

都道府県によって、受験機会が事実上1回の場合と、2回にわたって実施される複数受験制度とに分かれ、毎年、夏頃に最終的な入試制度の詳細が各都道府県で公表されますので、自分の居住する都道府県の入試制度をしっかり確認しましょう。

一般試験でも面接や小論文がある

近年では、一般試験でも面接や小論文を実施する都道府県や高校が増えています。
合格ラインの10%前後にいる場合、面接や小論文の結果によって、合否が決まる場合がありますので、実施の有無を確認し、実施される場合は、5教科の勉強と同様に、しっかりと対策をしていく計画を立てましょう。

公立高校は学区が定められているので注意

公立高校は、全県1学区で県内の高校どこでも出願できる場合もあれば、学区によって出願できる高校が定められている場合もあります。
また学区があっても、隣接する学区へは出願できたり、専門学科は学区関係なく出願できる場合など、都道府県によって違いますので、学区を確認し、出願できる高校を確認しておきましょう。

内申点と学力検査点との配点について

内申点は、1年生からの3年間が内申点としてつく場合や、3年生のみが2倍になる場合、3年生のみの成績が内申点となる場合など、都道府県によって違います。
学力検査の点数も、1教科100点満点の5教科で合計500点満点の場合や、50点×5教科の250点満点の場合など、都道府県ごとに定められています。
また内申点と学力検査点が同等に加算されて総合点となる場合や、内申点重視、学力検査重視の場合などは、高校によって定められている場合があるので、自分の行きたい高校の、内申点と学力検査点が、どのように加算されて総合点になるかを確認しましょう。

私立高校の受験制度

私立高校では、入試日程は高校ごとに独自に定ています。
私立高校の入試は、『推薦入試』と『一般入試』の2種類あります。
推薦入試は基本的に専願のみで、1月中旬に実施される学校が多いです。
一般入試は公立高校の推薦や前期、一時選抜よりも前に実施されます。
私立高校の入試は、学力検査で実施される試験教科も高校ごとに違い、2教科や3教科で受験できる高校もありますので、志望校について調べておくと勉強の効率化をはかれるでしょう。
また私立高校の場合は、学区の定めがないので、住んでいる都道府県にある高校だけでなく、通学が可能な距離であれば、近隣の都道府県の高校も受験できます。
広い範囲で調べていくと、自分の理想の高校が見つかる場合もありますので、いろいろと調べてみましょう。

最後に

高校受験は人生の分岐点の一つです。みんなと同じ高校に進学すれば...とか、もっと学力の高い高校にしておけば...と後悔することもありますので、早めに高校についての情報を集めて自分の意思で決めましょう。
たしかに、たかが高校受験です。長い人生いくらでもとり返しができます。
しかし16〜18歳という大切な時間はとり戻す事はできないので、しっかり受験について考えてほしいと思います。